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七草粥は母と共に
  母が亡くなって二十一年が過ぎた今年、テレビで

今日が七草粥を炊く日と報じているのを聞いて、

母の命日が七草粥を炊く日だったことに気付いたの

でした。

 

七草粥は母と共に

            宮中雲子

 

七草粥を炊かなかった年

それは母が亡くなった平成四年一月七日

その日が 七草粥を炊く日と

思い出すこともなかった

 

呼吸補助装置がはずされ

母の遺体を拭き清め

遺体がわが家に帰り

 

長年暮らし慣れた

家の座敷に

母は静かに横たわっていた

 

顔にかけられた白い布

母はその下に居るのに

すでに もうそこには居なかった

 

それ以来

一月七日は母の祥月命日

七草粥は わが家から消えたまま

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